浪のゆくさき

浪人生の羅針盤となるべく体験記を書いています。大学受験に失敗したとき、少しでも浪人の参考や励みにしてもらえると嬉しいです。

人生の“真の”春休み

お久し振りです。

春休み、ちょっと色々忙しかったので、更新できませんでした。ごめんなさい(^^;)


さて皆さんはどんな春休みをお過ごしでしょうか?


これから新天地に向かう人、今までと同じ環境に身を置く人、環境は変わらないが立場が変わる人、その様相は様々だと思います。


私の人生の中で最高の春休みはいつだったかと問われたら、真っ先に浪人時代の終わりと共にやってきた春休みと答えるでしょう。


受験生だった頃、春休みの到来は突然でした。


筑波大学の合格発表、WEBでの発表だったのですが、その画面で自分の受験番号を確認した瞬間、春休みがやって来たのです。


もうその瞬間、後期試験の準備やその時まで続けていた勉強のことなんか全て忘れました。


まずは仕事中の両親に連絡しました。

そしてとりあえず報告のために電車で予備校に向かったのですが、

その道中、

応援してくれていた中学高校の友人などに報告のLINEを送ったりしました。

Twitterでもそれとなく受験終了のご報告をして、そこからはもう完全に春休み遊びまくるぞ体制でした。


録りだめしていたテレビ番組を視たり、漫画を大人買いしたり、中高のクラスや部活の友達と集まったりと、一年間の鬱憤を晴らすように楽しんだ春休みでした。


それまでにも出来たことではありますが、それまでにやるのとは全く違います。

ずっと乗っかったままだった肩の荷が、一気になくなった状態で遊ぶのは、格別という他ありませんでした。


一緒に戦って来た予備校の友達は、まだ受験中の子もいて、そういうことにも気を遣いつつ、タイムラグもありましたがきっちり結果を報告し、全員ではありませんが遊んだりもしました。


他にも、家族で大学周辺の下見に行ったりしました。

それまで受験以外では行ったことのない環境だったので、新鮮な気持ちでキャンパスや寮を見に行ったり、新生活の準備をしたりでそれはもうワクワクでした。


そしてその楽しい春休みは、家族や幼馴染みに見送られながら20年育ててもらった実家を旅立ち、つくば入り、宿舎入居、新入生歓迎会、入学式、そしてそのまま筑波大学での新たな生活へと繋がっていきました。


「人生の春休み」という言葉は、大学生活に対して使われることの多い言葉です。

確かに、その表現は正しいかもしれませんが、私は「人生の真の春休み」はこの浪人終了から大学入学までの約一ヶ月間だと思っています。


今度迎えられるとしたら、就活終了、卒論提出後から入社式まででしょうか。


そんな先のことはまだわかりません。



受験終了後、もちろん、こういった良い形で春休みを迎えられる人ばかりではありませんし、受験結果に満足か、不本意か、春休みをどんな気分で迎えるかも人それぞれだと思います。


それでも、一年間浪人生活を戦い抜いた末の春休みです。入学や新生活への準備もあるとは思いますが、目一杯自分を労い、目一杯楽しんでください。


春休み中の大学新1年生の皆さんは今を精一杯楽しんで。

そしてこれから浪人生活を迎える人は、1年後の春休みを見据え、勉強への気合いを入れ直してみてはいかがでしょうか。

一生懸命戦い抜いたその先には、きっと明るい未来が待っていると思います。